危険運転の6つの典型例と予防のポイント
業務で社用車を運転する機会がある方にとって、「安全運転」は当たり前の行動である一方、忙しさや慣れによって、知らず知らずのうちに危険運転に近づいてしまうことがあります。
交通事故の多くは、特別な状況ではなく、日常の何気ない運転行動の積み重ねによって起きています。
今回は、改めて「危険運転とは何か」という基本から、社用車運転で特に注意したい6つの典型例と、その具体的な予防ポイントについて解説します。
■ そもそも「危険運転」とは?
危険運転とは、道路交通法や安全運転の観点から見て、他人や自分の生命・身体に重大な危険を及ぼす可能性の高い運転行為を指します。
速度超過や信号無視のように明確に違反とわかるものだけでなく、「急いでいた」「少しだけなら大丈夫」という判断が、結果的に大きな事故につながるケースも少なくありません。
特に社用車の場合、事故は個人の問題ではなく、会社の責任や信用問題に直結します。だからこそ、基本を正しく理解することが重要です。
■ 危険運転の6つの典型例
① スピード超過
「流れに乗っていただけ」「少し早いだけ」という意識が、重大事故の原因になります。速度が上がるほど、停止距離は大きく伸び、万一の際の衝撃も増大します。
予防ポイント
・制限速度を基準に考える
・「急がない運転」を業務の前提にする
② 車間距離不足
前の車との距離が短いと、急ブレーキに対応できません。追突事故の多くは、車間距離不足が原因です。
予防ポイント
・「前の車が急停止したら?」を常に意識
・雨天時や夜間は、さらに距離をとる
③ ながら運転(スマホ・カーナビ操作)
一瞬の視線移動でも、時速50kmでは数十メートルを無防備に進んでいます。社用車事故で特に多い危険行為の一つです。
予防ポイント
・運転中は操作しないルールを徹底
・必要な操作は必ず停車してから行う
④ 信号無視・一時不停止
「黄色だから行ける」「誰も来ていないから大丈夫」という判断は非常に危険です。歩行者や自転車との事故につながりやすい行為です。
予防ポイント
・交差点では「止まる前提」で判断
・一時停止は完全停止を習慣化
⑤ 急な割り込み・無理な進路変更
周囲の状況を十分に確認せずに行う進路変更は、接触事故や多重事故の原因になります。
予防ポイント
・早めのウインカー
・「譲ってもらう」意識を持つ
⑥ 感情的な運転(イライラ運転・あおり行為)
渋滞や予定の遅れによる焦りが、判断力を低下させます。感情的な運転は、事故リスクを一気に高めます。
予防ポイント
・時間に余裕を持った行動計画
・感情が乱れたら一度深呼吸する
■ 危険運転を防ぐために大切なこと
危険運転の多くは、「知識不足」よりも「意識の低下」から起こります。
特に社用車を運転する場合は、自分一人の運転ではないという意識が重要です。
・会社の看板を背負っている
・事故は企業の信頼を損なう
・守るべきは自分だけでなく、周囲の人
この意識を持つことが、最大の事故防止策になります。
■ 企業として、今できる安全対策
危険運転を個人任せにせず、企業として継続的に取り組むことが重要です。
・定期的な安全運転の周知
・事故やヒヤリ・ハットの共有
・運転行動を見直す教育の実施
小さな積み重ねが、事故ゼロにつながります。
■ おわりに
交通事故は、起きてからでは取り返しがつきません。
だからこそ、「大丈夫だろう」ではなく、「本当に安全か?」と問い続けることが大切です。
イシュー・マネジメント株式会社 は、これからも
「ただいま」をあたりまえに を合言葉に、社用車を運転するすべての方の安全を支える情報発信を続けてまいります。
新年のこの機会に、ぜひご自身の運転を振り返ってみてください。